元F1ドライバーのミカ・ハッキネンが、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がうわさされているように1年間の休養を取ることは正しいやり方ではないと主張した。
1998年と1999年にマクラーレンで2年連続F1チャンピオンとなったハッキネンだが、その後のフェラーリの台頭などでモチベーションを失い、2001年シーズン終了とともにF1カーを降りていた。
当初、正式な引退ではなく、2002年は1年間休養を取るという発表が行われていたが、結局そのまま正式にリタイアし、以後F1カーのステアリングを握ることはなかった。
「個人的な話をすれば、僕は1年間休養したあとでカムバックすることもできたんだ」
スペインの『AS』紙にそう語ったハッキネンは、次のように続けた。
「だけど、そのころにはもうそれまでだということが理解できていた。僕はもう終わりだとね。僕は(リタイアすることに)満足だったよ」
「僕はいくかのレースで優勝してキャリアを終えることができたし、それによっていい終わり方ができた。フェルナンドの場合は、それ(1年間の休養)はあまりいい方向性ではないと思う。彼は戦い続けるべきだよ」
そう語ったハッキネンは、次のように締めくくった。
「一度ゲームを始めたら、それを続ける必要があるんだ」