2016年にルノーのワークスチームとなることが決まったロータスのチーム首脳が、来季に向けた心境を語った。
ロータスのトラックサイドオペレーションズディレクターであるアラン・パーメインは、資金難がチーム運営のあらゆる部分に影響を及ぼしていたと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に打ち明けている。
「来年のマシン開発に関しても理想的ではなかった」
「ルノーが買収するのかどうか不明確だった頃は、やることが限られていた。しかし、彼らが来れば問題もあっという間に過去のことになるだろう」
しかし、ワークスチームになるからといってすぐに成功できるわけではない。
「1年目は簡単ではないだろう」とパーメインも認める。
「だが結局のところ、メルセデスAMGであろうとマノーであろうと、仕事に打ち込むのは変わらない。違うのはサーキットでのラップタイムだけだ」
「われわれにとっては、これで将来が保証されたことが一番大きい」
「ここ数か月最悪だったのは、先の見えない不安だ。家族や子どものいるスタッフが、今後も仕事があるのかどうか分からない状態だったのだから」
2016年最初のシーズン前テストに間に合うかについては、パーメインは自信を見せている。
「われわれも参加するよ」
「予定より遅れているのは秘密でも何でもない。しかし、われわれはやり遂げる。これまで常にそうしてきたようにね」