元F1ドライバーのミカ・ハッキネンが、2015年に最も印象的だったF1ドライバーとして、マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)とダニール・クビアト(レッドブル)の名前をあげた。
かつてマクラーレンで2度F1王座に輝いたハッキネンは、今季のF1最終戦が行われたアブダビで『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』に次のように語った。
「間違いなく、一番驚かされたのはマックス・フェルスタッペンだったよ」
「彼のドライビングスタイルは非常に印象的だったよ。時には少しやり過ぎたこともあったけれどね。だけど、そういう攻撃的なドライビングは、外から見ている分にはすごく興味深かったよ」
さらに、ライコネンは、今年レッドブルに昇格したロシア人ドライバーであるクビアトにも驚かされたようだ。
昨年トロロッソから19歳でF1デビューを飾ったクビアトは、セバスチャン・ベッテル(現フェラーリ)の離脱により、わずか1年でトップチームのレッドブルへと昇格。今季は序盤こそルノーエンジンの信頼性不足もあって苦戦を強いられたが、徐々に実力を発揮。最終的には、昨年ベッテルに大きな差をつけたチームメートのダニエル・リカルドを上回る成績を残している。
「彼は精神的な強さと自信を示したね」
21歳になったクビアトについてそう語ったハッキネンは、次のように付け加えた。
「僕はリカルドが昨年に比べて突然遅くなったなどとは考えていないよ」