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フェラーリとハースの協業に疑わしいところはないとFIA

F1第19戦アブダビGPが終わり、ヤス・マリーナ・サーキットの夜空を鮮やかに彩った花火とともに2015年のF1シーズンが終わりを告げた。

だが、サーキットの外では、これからもまだしばらくさまざまな小競り合いが続いていくことになりそうだ。

今週、メルセデスとフォース・インディアが統括団体であるFIA（国際自動車連盟）に対し、来季からF1参戦を開始するアメリカのハースとフェラーリの協業が現在のルールに則したものかどうかの判定を求めたことが伝えられていた。

メルセデスやフォース・インディアとしては、フェラーリとハースが技術提携との名のもとに、ルールの抜け穴を利用して有利に開発を進めているのではないかとの疑念を抱いているのだ。

だがFIAはこれに対し、アブダビGP決勝の開始前に、フェラーリとハースの協業は公明正大に行われているとの見解を示した。

しかし、FIAも現時点においては「競技者がルールに違反しているという証拠はない」との表現を用いており、今後ハースのように新規参戦するチームが出た場合には、そうした技術提携契約などに関してはより明確なルールを適用する可能性があることも示唆したと伝えられている。