マクラーレン最高権威のロン・デニスが、フェルナンド・アロンソが1年休養を取る可能性を示唆し、アロンソも完全には否定しなかった。
F1アブダビGP(29日決勝)を訪れているデニスは、2016年もマクラーレンが苦戦した場合は、アロンソが1年休養を取る可能性もあると話して記者らを驚かせた。
アロンソと親しい元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、アブダビでこの話題について聞かれると、『BBC』に次のように話している。
「彼(アロンソ)は時限爆弾だ」
「彼の思い通りにならないと、チームのあらゆる部分にプレッシャーがかかる。彼は負けるのが大嫌いなんだよ」
「2、3日テストして、クルマに競争力がなかったら、彼は1年間休むと思うね」
■「100%ないとは言えない」とアロンソ
予選後、デニスのコメントについて聞かれたアロンソは、この問題についてはデニスと何か月も話していないと答えた。
しかし、休養を取る可能性はまったくないと言えるかと聞かれると、アロンソは次のように答えている。
「どんなことについても、100%ないとは言えない。明日、夕食を取らないとも言えない。自分が空腹かどうか分からないんだからね」
「来年どうなるかを見てみるけれど、レースをしないというのは予定に入っていないよ」
「来年レースして優勝争いをしたり、少なくとも競争力を発揮したりすることが、僕の意志であり、目標だ」