メルセデスAMGのチームメート対決はスタートで決まると非常勤会長のニキ・ラウダが語った。
ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、F1アブダビGP(29日決勝)予選で6戦連続となるポールポジションを獲得。チームメートのルイス・ハミルトンは、2番手グリッドからスタートする。
第18戦ブラジルGPでは、ロズベルグを抜けないことにいらだったハミルトンが、戦略の変更を無線で求めたが、聞き入れられなかった。チームの戦略は前を走るドライバーを優先するのがセオリーだ。
「ルイスは、何としても1コーナーでニコの前に出ようとするだろう」とラウダは予想している。
「これまでより、いっそう攻撃的に、さらにリスクを冒して攻めるはずだ。これが今年優勝する最後のチャンスであり、トップを奪えば優勝できると分かっているのだからね」
「従って、ニコはルイスを警戒しなければならない」
決勝のスタートについて、ドイツの『Bild(ビルト)』紙に聞かれたロズベルグは、こう答えている。
「僕の戦略? 彼(ハミルトン)がどこにいようと、絶対に前に出さないように抑え込まなきゃならない」
「彼が攻撃的であろうがなかろうが、僕には関係ないよ」