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ブリアトーレ、2016年のタイトル争いやホンダについて語る

2015年11月25日(水)18:00 pm

元F1チーム代表のフラビオ・ブリアトーレは、2016年にメルセデスAMGを倒すチームが出てくるとは考えていないようだ。

メルセデスAMGは、V6パワーユニットが導入された2014年から2年連続で圧倒的な力でF1を支配してきている。だが、今季大きな躍進を見せたフェラーリでは、来季にはF1タイトル争いに加わることができるという自信を示している。

■メルセデスAMGのリードはまだ大きい

しかし、かつてベネトンやルノーのチーム代表を務めた経験を持つブリアトーレは、イタリア放送協会である『RAI』に次のように語った。

「メルセデスAMGとの差はまだかなり大きいと思っている。まだ、彼らが(2016年度タイトル争いの)最有力候補だよ」

「それに、彼らにはハミルトンがいる。彼は今非常に強いし、信頼性も高くなり、ミスも犯さなくなった。だが、実際にどうなるかは、最初のレースまで待つしかないね」

■フェラーリは2015年に本当に進歩した唯一のチーム

さらに、ブリアトーレはフェラーリのチャンスに関して次のように続けた。

「今季は彼らの躍進が驚きだったと思うし、本当に進歩を遂げた唯一のチームだった」

「ベッテル(フェラーリ)も素晴らしい仕事をしたし、チームの士気を高め、レースでも常に一貫性と速さを示していた」

とは言え、2016年にメルセデスAMGとタイトル争いができるほどにフェラーリがさらに差を縮めるのは難しいのではないかというのがブリアトーレの見方のようだ。

■マクラーレン・ホンダの状態は予測不能だった

そのブリアトーレは、今でもフェルナンド・アロンソのマネジメントにかかわっていることはよく知られている。そのアロンソは2014年シーズン限りで5年間在籍したフェラーリを離れ、今年は23年ぶりに復活した伝説的F1チームであるマクラーレン・ホンダに移籍していた。アロンソは、メルセデスAMGを倒すには、普通のやり方ではだめだと判断したのだとその移籍理由を説明している。

だが、そのマクラーレン・ホンダでの2015年シーズンは想像以上に悲惨なものとなってしまった。

これに関し、ブリアトーレは次のように語った。

「これほどひどいことになると予想するのは不可能だったと思う」

「最初は厳しい状況を迎えるだろうということは十分に予想できていた。だが、シーズンを通じてそういう状況が続いたことは残念な驚きだったよ。とりわけ、我々はホンダがどういうふうに取り組んでいるのかを知っているだけにね」

「来年に期待したいし、重要な前進が果たせることを望んでいる。彼らがどこでライバルたちと比較できるようになるか、様子を見るしかないね」とブリアトーレは結んだ。

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