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イルモア、2017年からのF1エンジンサプライヤーに立候補

2015年11月21日(土)9:42 am

エンジンメーカーのイルモアが、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が2017年から導入する計画である2.5リッターエンジンのサプライヤーに立候補を行ったことが明らかとなった。

有名なF1エンジン専門家として知られるマリオ・イリエンによって率いられるイギリスのイルモアは、すでにインディカーにシボレーブランドで似たようなスペックのエンジンを供給しており、今回も筆頭候補の1社だと目されている。

FIAでは、2017年に向けた入札に参加する意志を持つ者は、11月23日(月)までに申し込みを行うことが必要だとしていた。

そして、イリエンは20日(金)に『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に、「イルモアは申し込みを行った」と語った。

FIAが計画している2017年からの“クライアントエンジン”は、ハイブリッドパワーを使わない2.5リッターV6ツインターボとなると考えられている。このエンジンの供給価格は1年につきせいぜい600万ユーロから700万ユーロ(約7億8,000万円~9億2,000万円)程度となると考えられており、このエンジンが現行のV6パワーユニットと並んでF1エンジンとして採用されることになるという。もちろん、このFIAの計画には賛否両論が渦巻いている。

だが、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のベテラン記者ミハエル・シュミットは、イルモアのほかにもコスワースやイギリスのエンジンメーカーであるAER(アドバンスト・エンジン・リサーチ)などが入札に参加する意向を示すだろうと書いている。

FIAでは、12月上旬にも、申請者の入札参加を認めるかどうかの判断を行うものと見られている。

一方、イルモアは来季もルノーのパワーユニット製造にあたって支援を行うようだと伝えられている。しかし、この件について質問を受けたイリエンは、次のように答えるのみだった。

「まだ何も決まっていないし、私はそれについて話すつもりはないよ」

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