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キミ・ライコネンがトップに返り咲くのは難しいだろうとハッキネン

2015年11月18日(水)18:55 pm

フェラーリのキミ・ライコネンは、来週末に行われる今季のF1最終戦アブダビGP(29日決勝)で、2015年のドライバーズランキング4位を確定させることが目標となる。

現在ランキング5番手に位置しているライコネンだが、現在4番手のバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)とはわずかに1ポイント差だ。そのライコネンに18ポイントの差をつけられた6番手にフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)がおり、数字的にはこの3人にランキング4位の可能性が残されている。

ライコネンとしては、すでにランキング3位を確保したチームメートのセバスチャン・ベッテルに次ぐ4位となりたいところだが、そのベッテルとは現時点で131ポイントもの差をつけられており、F1関係者の中にも、ライコネンがフェラーリの実質的な「ナンバー2」だと見なす者も少なくない。

昨年もチームメートであったフェルナンド・アロンソに106ポイント差をつけられていたライコネンだが、ランキングこそ昨年の12位から大きくアップすることは間違いないものの、2年連続してチームメートには大差をつけられてしまったことに変わりはない。

ライコネンが、かつてフェラーリでF1タイトルを獲得した2007年のときのような調子を取り戻すためには何が必要だと思うかと質問された元F1ドライバーのミカ・ハッキネンは、「すごくいい質問だね」と答え、次のように続けた。

「それはキミが自問自答してみる価値のある質問だ。だが、簡単に答えが見つからないのは間違いないだろう」

ライコネンと同じフィンランド出身で、かつてマクラーレンで1998年と1999年に2年連続でF1タイトルを獲得した経験を持つハッキネンは、次のように付け加えた。

「もしキミがすでにその答えを見つけていたなら、彼はもうとっくに速くなっていただろうからね」

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