マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、このままではフェルナンド・アロンソという花をしおれさせてしまうかもしれないと認めた。
マクラーレン・ホンダは来季もF1チャンピオンコンビとなるジェンソン・バトンとアロンソというラインアップで臨むことになる。現在のF1ドライバー中最も高い報酬を得ていると言われるアロンソだが、最近、今年は自分のやる気も「10点満点中の2点」にまで落ち込んでいたと認めていた。
だが、ブーリエは、「フェルナンドが忍耐を失うことはないと思っている」と語り、次のように続けた。
「彼は我々との間に複数年契約を結んでいる。そこには何のオプションも定められていない。それは本当の話だ」
「唯一の不安材料は、彼は正真正銘のレーサーだし、彼にはレースをするときのワクワクするような気持ちが必要だということだ。だから、17位以上になれる能力のないクルマでいくらいい周回ができたとしても、彼がそうした気持ちを失ってしまう可能性はあるかもしれない」
そう述べたブーリエは、次のように付け加えた。
「それはまるで花がしおれていくようなものだ。そしてホンダもそのことはすごくよく分かっている。だから、我々には約束したものを与える必要があるんだ」