ホンダF1プロジェクト最高責任者の新井康久は、レッドブルからエンジン供給について接触があり、話し合いが行われていると明かした。
シーズンも残り2戦となったが、レッドブルはいまだ来季のエンジン供給元が決まっていない状況だ。
レッドブルの公式ツイッターアカウントは、新聞広告の形で次のようなジョークをツイートしている。
「RB12は一人ぼっち。ステキなパートナー、いえ、どんなパートナーにも、たくさんのことをしてあげられます」
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、「われわれの状況なら、すべてが選択肢だ」と『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に強気の発言をしている。
しかし、ルノーとの関係は修復不可能で、メルセデスとフェラーリが実質的に手を組むことを拒んでいる以上、レッドブルにとって選択肢はホンダしか残されていない。
1週間前のF1第16戦アメリカGPでは、F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、ホンダはレッドブルへの供給を望んでいるが、マクラーレン最高権威のロン・デニスが拒否したと話した上で、次のように推測していた。
「彼(デニス)の拒否権が有効なのかどうかは知らないけれども」
「ホンダが同意すれば、レッドブルはホンダで走れる。しかし、ロンとのいさかいを避けるため、ホンダは同意しないだろう」
■レッドブルへの供給の可能性を否定せず
しかし、メキシコGP(11月1日決勝)で、レッドブルへの供給の可能性を聞かれた新井は、次のように答えた。
「当然ながら、現時点では詳細はお話しできません」
「われわれはチーム(レッドブル)から接触を受け、話し合いが進行中ですが、何も決定してはいません。今シーズンずっと言ってきたように、われわれは常にオープンな姿勢で臨んでいます。従って、話し合いは進行中ですが、それだけです」
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