2015年F1第16戦アメリカGPが10月25日(日)、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(1周5.513km)で最終目を迎えた。悪天候のために順延となっていた予選が現地時間9時(日本時間23時)から行われ、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグがポールポジションを獲得した。今季4回目、通算19回目。
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まだ雨が降りしきる中で開始されたQ1だが、トロロッソのカルロス・サインツがターン4でスピンしクラッシュ。早々と脱落が決まる。
その後コースコンディションの改善とともにどんどんタイムが改善されていくが、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがコントロールを失ってクルマの左側をガードレールにぶつけてしまいピットへと戻るというハプニングも発生。マクラーレン・ホンダ勢がQ2進出を確定させるタイムを刻む中、ベッテルはギリギリの15番手でQ1突破を果たした。
Q1で脱落した5名のドライバーは、マーカス・エリクソン(ザウバー)、フェリペ・ナッセ(ザウバー)、アレキサンダー・ロッシ(マノー・マルシャ)、ウィル・スティーブンス(マノー・マルシャ)、カルロス・サインツ(トロロッソ)だった。
Q2は、メルセデスAMG勢が順調にロズベルグ、ハミルトンの順で1-2体制を築き、レッドブルの2台がそれに続くという形になる。ターン10の立ち上がり部分の水量が増したか、ここでコントロールを乱すクルマが続出。結局、マクラーレン・ホンダの2台はQ3進出ラインを越えることができず、ここで脱落となった。
Q2で脱落した5名のドライバーは、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、ロマン・グロージャン(ロータス)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、パストール・マルドナード(ロータス)。
Q3は開始時刻が遅らされ、オフィシャルカーによってターン10の立ち上がり部分をブロアーで水を吹き飛ばす作業が行われた。だが、コースコンディションの改善が見込めず、Q3セッションの中止が発表された。これにより、Q2での順位が正式な予選結果となり、ロズベルグの3戦連続でのポールポジション獲得が確定した。
2番手から10番手までの結果は次の通り。2番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、3番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、4番手ダニール・クビアト(レッドブル)、5番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、6番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、7番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、8番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、9番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、10番手マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)。
なお、現時点ではフェラーリの2台が5基目のエンジン投入により、10グリッド降格ペナルティーを受けることが確定している。またマノー・マルシャのウィル・スティーブンスも同様に20グリッド降格となる。
Q3進出も期待されたマクラーレン・ホンダ勢だが、アロンソが11番手、バトンは14番手で予選セッションを終えている。
F1アメリカGP決勝は、このあと日本時間26日午前4時から始まる。
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