NEXT...F1開催スケジュール

F1エンジンをめぐる最新のうわさ

2015年10月19日(月)18:35 pm

長年エンジンパートナーを務めたルノーとの決別が確定的なレッドブルだが、来季のエンジン決定に行き詰まっており、このままではレッドブルとトロロッソの2チームが今季限りでF1から撤退することになる可能性も高いと言われている。

だが、こうした状況のもと、相変わらず次から次へと新しいうわさがささやかれ続けている。

■レッドブルに残された妥協の余地

まず、最近統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が提示した2016年のレギュレーションが見直され、1年落ちの旧スペックパワーユニットの供給を認めることに変更されたのは、レッドブルが来年フェラーリの2015年型パワーユニット供給という条件を受け入れる余地を残すためだったのではないかと言われている。

■将来的にはパワーユニットと自然吸気エンジンの共存も?

もうひとつのうわさは、レッドブル陣営の思惑によって提案されたのだとうわさされている2013年シーズンに使われていた自然吸気V8エンジンを2016年に使用することを認めるという案に関しては、レッドブルが将来的にF1に自然吸気エンジンを復活させるということを視野に入れていたものではないかともささやかれている。

ドイツ人ジャーナリストのラルフ・バッハは、自らが運営する『f1-insider.com』の中で、この現在のパワーユニットと自然吸気V8エンジンを同時に走らせるという案は、2018年からのルール策定時に再検討するということで、FIA会長であるジャン・トッドが了承したと伝えている。

■アウディの参戦も視野に?

さらに、1,000馬力に達するパワーを生み出すとされるツインターボV6を導入するという案も検討されているが、これはアウディのF1参戦をうながすためではないかとも言われているようだ。

だが、アウディのモータースポーツ責任者であるヴォルフガング・ウルリッヒは、スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』に対し、「今日のF1に参戦するという選択肢はないよ」と否定的なコメントを行っている。

だが、ウルリッヒも、アウディはレッドブルがF1から撤退するかもしれないという現在の状況も含め、常にF1の成り行きには注目していると認め、次のように続けた。

■F1の動向には注目しているとアウディ

「我々は、明確な事実を分析しなくてはならないし、これまでよりもF1が我々にとって興味深いものとなる可能性も視野に入れている」

「だが、現時点においては、我々がF1に参戦しようという方向性へと動く可能性はないだろうね」とウルリッヒは付け加えた。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック