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F1最終戦後にタイヤテスト実現か 2017新サイズタイヤ、夜間走行など盛りだくさん

2015年10月14日(水)19:41 pm

今年は、最終戦アブダビGP(11月29日決勝)の終了直後に1日のタイヤテスト日が組まれることになりそうだ。

ライバルのミシュランを振り切って、2017年から1019年に至るまでF1公式タイヤサプライヤーを継続することが明らかとなったピレリだが、今年のF1ベルギーGP(第11戦)では相次ぐタイヤ破裂事故が発生するなど、一時はF1チームからの信頼も失いかけたと伝えられていた。

だが、ピレリが、性能面においても信頼性においても本当に優れたタイヤを開発するには、もっと実際の走行テストを行う必要があるとの不満を抱えているのは事実だ。

ピレリとしては、2016年には現在のスーパーソフトコンパウンドよりもさらに軟らかめとなる超スーパーソフトの導入を進めたいと考えていることが報じられており、F1の技術ルールが改訂される予定の2017年からは幅広タイヤの導入も進めたいと考えていると言われている。そのためには、さらにテストの機会を増やしたいというのが本音であることは確かだろう。

だが、これまではシーズン終了後に、翌シーズンを想定したタイヤ開発を進めるための走行テストを行いたいと希望してもなかなかそれが実現することはなかった。

しかし、フランスのテレビ局『Canal Plus(カナル・プリュ)』が、今年は最終戦のアブダビGPが終わった直後に1日のテストを実施できることになりそうだと伝えている。

これに関し、ピレリのモータースポーツ責任者であるポール・ヘンベリーは次のように語った。

「2016年に向けたタイヤ開発のためにはいいコンディションのもとでテストを行うことが必要なんだ。2017年のルール変更に伴う新サイズのタイヤをテストするためにもね」

「我々はアブダビの施設を利用して、最大限に走行テストを行うことを予定しているし、照明のもとで夜にも走らせたいと思っている。そして、可能であれば、わざとコースをウエット状態にして、雨用タイヤのテストも同様に行いたいと思っているよ」とヘンベリーは付け加えた。

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