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ピレリ続投決定も公式発表やFIA正式承認はまだ F1ボスとの合意とは?

2015年10月14日(水)19:35 pm

現在のF1タイヤ公式サプライヤーであるイタリアのピレリが、ライバルであるフランスのミシュランを退けて2017年から2019年に至るまで公式サプライヤーとして継続することになったと報じられた。

これは、先週末にF1ロシアGPが開催されたソチで、グリッド上に姿を見せたF1最高責任者とピレリのマルコ・トロンケッティ・プロベラ最高経営責任者が握手を交わしてみせ、新たな契約更新に合意したと発表したことによるものだ。

だが、通常であれば、F1の商業権をつかさどるFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)とピレリの両者からすぐに出されるはずの公式声明がいまだに発表されていない。

これに関し、ピレリのモータースポーツ責任者であるポール・ヘンベリーが次のように語った。

「FIA(F1統括団体である国際自動車連盟)から正式に指名を受けるための手続きが必要なんだ」

「今回合意されたのは、あくまでも商業権的な部分にかかわるものだととらえておいてもらう必要がある」

つまり、ヘンベリーが言わんとしているのは、今回はあくまでもエクレストン率いるFOMとピレリとの間で、F1タイヤ供給に関する負担金額に関することが合意に達したということであり、まだ正式にFIAの承認を得ているわけではないということだ。

「FIAから正式な承認を得るためには、まだ正式に進めなくてはならない手続きが残されているんだ」とヘンベリーは続けた。

「私としては、(正式承認は)12月に行われる世界モータースポーツ評議会で行われることになると考えている。だが、彼ら(FIA)は、商業的な合意は進めてもよいという実質的な承認をしてくれているんだ。だから、残されているのは事務手続き的なものだけだよ」

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