レッドブルへのエンジン供給をメルセデスとフェラーリが拒んだことについて、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、ライバルはレッドブルを「恐れている」と話した。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、フェラーリがトロロッソにはパワーユニットを供給するが、レッドブルには供給しないことを決めたと伝えている。
ホーナーは次のように『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に話した。
「われわれがトロロッソだったら、どこからでもエンジンの供給を得られる」
「われわれは強すぎるんだ。誰もが恐れている」
フェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、「みんな好きに話をさせておこう。われわれは言うべきことがあるときに話す」とイタリアのテレビ局『Sky(スカイ)』に答えている。
■トロロッソのみの未来はないとフェルスタッペン
F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、レッドブルとルノーの関係修復にあたっていると考えられている。しかし、両陣営とも前向きではないようだ。
「個人的にはそれは最高の選択肢じゃないね」とトロロッソのマックス・フェルスタッペンは『De Telegraaf(テレグラーフ)』に話している。
レッドブルはルノーエンジン、トロロッソはフェラーリエンジンという筋書きも考えられなくはないが、「そうなったら来年はトロロッソのほうがレッドブルより速くなるよ」とフェルスタッペンは答えている。
また、レッドブルがエンジン供給先を見付けられない以上、トロロッソの未来もないとフェルスタッペンは話す。
「レッドブルとトロロッソは、一緒に続けるか、一緒にやめるかのどちらかだと思う」
「続けるほうが可能性は高そうだけれど、時間がなくなりつつある」
「早く知る必要がある。10月を過ぎたら、クルマを作るのが間に合わないよ」
「個人的には3つの選択肢がある。トロロッソか、レッドブルか、両チームとも撤退するかだ」