マクラーレンのフェルナンド・アロンソが無線を通してホンダエンジンを批判する発言をしたことについて、チームメートのジェンソン・バトンが理解を示した。
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アロンソはF1第14戦日本GPの決勝で、エンジンについて「恥ずかしい」、F1の下位カテゴリーである「GP2エンジンだ」と無線で怒りを吐き出していた。
これについてアロンソは、ただイライラがたまっていただけだとロシアGP(11日決勝)が行われるソチで説明し、次のように話した。
「無線で言うことは非公開にすべきだ」
「チームと公衆の面前で話しているわけじゃないんだからね。公の場では、僕たちはすごくポジティブな態度を取り続けてきたと思う」
「このスポーツは本当にユニークだよ。ヘルメットにマイクが付いていて、テレビで生中継されるんだから。NBAやサッカーだったらって想像してみてよ」
「鈴鹿でしか放送されなくて良かったと思っている。だって、僕でもジェンソンでも誰でもいいけれど、無線を全部聞いたら、みんなもっとびっくりするはずだ」
■「こういう感情は大切」とバトン
バトンは、アロンソの無線についてこう話している。
「フェルナンドと僕は、しょっちゅう自分の意見を述べている。本当だよ! ただ、普段はカメラの前でやらないだけ」
「真面目な話、フェルナンドと僕はチームにプレッシャーをかけているんだ。ただ傍観しているわけじゃないんだよ。レース中に自分の順位を守ることさえできないと思い知らされるのは、本当につらいものだ」
「でも、こういう感情は大切だよ。どうでもいいわけじゃない、このスポーツを愛しているということだからね」
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