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食事もままならないロータス、エクレストンの支援に感謝

2015年09月25日(金)21:04 pm

資金難に陥っているロータスは、食事もままならない状況の中でF1日本GP(27日決勝)を戦っている。

ロータスは、日本GP決勝の翌日にロンドンの裁判所に出廷する予定で、最悪の場合は会社整理に追い込まれる。レースが開幕した25日(金)にも相変わらずホスピタリティユニットは使えない状態のため、スタッフが食事をとることもできない。

通常はあるドライバーズルームも今回はない。そのため、ドライバーのロマン・グロージャンも、フリー走行中にパドックのテントでクールボックスに腰かけていた。

グロージャンに代わって1回目のフリー走行に出走したリザーブドライバーのジョリオン・パーマーは、1枚の写真をツイート。雑然とした中で紙コップのコーヒーとスナック菓子の袋を手に座っている写真で、「VIP待遇を楽しんでいるよ!」とつぶやいている。

空腹のあまり、木曜の夜にはスタッフがピザの宅配を頼んだようだ。こうした状況を見かねたF1最高責任者のバーニー・エクレストンは、チームスタッフを豪華なパドッククラブに迎え入れた。

ロータスは、「ありがとうバーニー」と書かれたボードを囲むチームスタッフの写真とともに、「今日はどこで食事をしたのかって?…バーニーがおごってくれたよ」とツイートしている。

■グロージャンの移籍先は?

グロージャンは、来季はロータスを離れ、F1に新規参戦するアメリカのハースF1に移籍するとうわさされている。ハースは、29日(火)にドライバー1人を発表するとメディアを招待している。

だが、鈴鹿サーキットのパドックでは、マクラーレンのチーム代表であるエリック・ブーリエが、グロージャンをマクラーレンCOO(最高執行責任者)のジョナサン・ニールに紹介しているところが目撃されている。

「自分の決断について考えるほど、ハッピーになるよ」とグロージャン。その決断は、「来週」明らかになると話している。

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