ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』が21日(月)に、アウディの経営層に近い人物からの情報であるとし、同社が、現在のエンジンパートナーであるルノーとの決別が決定的なレッドブルと手を組むことになると報じた。
『Auto Bild(アウト・ビルト)』は、フォルクスワーゲン・グループ傘下のアウディはそのプロジェクトを進めるために現在参戦しているWEC(世界耐久選手権)とDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)への参戦を取りやめることになるだろうと付け加えている。
しかし、これまでこうしたうわさが報じられるたびにそれを否定してきたアウディの姿勢は今回も変わらないようだ。
アウディの広報担当者はドイツの『DPA通信』に対し、次のようなコメントを行った。
「アウト・ビルトの報道は単なる推測に過ぎず、それに対してはコメントを行う必要もない」
「だが、アウディがDTMとWECにおける責任を放棄するという内容に関しては、全く何の根拠もないものであり、我々はこれを強く否定するものだ」
そのアウディの広報担当者は、『Bild(ビルト)』紙にも次のように語っている。
「F1に関しては時折検討が行われてきた。だが、ほんの数か月前に会長がF1参入はしないとの決定を下したばかりであり、それは何も変わっていない」