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ロズベルグにさらなる逆風、最後のパワーユニットを投入

2015年09月17日(木)20:37 pm

ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、F1シンガポールGP(20日決勝)で4基目のエンジンを使用する見込みだ。

パワーユニットは使用できる数が年間4基と決まっており、5基目になると10グリッド降格のペナルティーを受ける。

メルセデスAMGは第12戦イタリアGPで3基目となる改良型パワーユニットを投入したが、ロズベルグのほうはトラブルが出たため、予選と決勝は旧型に戻して走行した。

調査の結果、トラブルの原因はエンジンではないことが判明したものの、今回の予選と決勝では新しいエンジンを使用するとドイツの『Bild(ビルト)』と『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じた。

ただ、金曜フリー走行では「チェック」のため3基目のエンジンを搭載すると『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は伝えている。

『Bild(ビルト)』は、「シンガポールGPまでに(3基目の)ユニットを修復する時間はあったが、レースで使うにはリスクが高すぎる」と説明している。

■53ポイント差を追うロズベルグ

イタリアGPでチームメートのルイス・ハミルトンが優勝し、ロズベルグがリタイアしたことで、両者の差は53ポイントに広がった。これは2レース分に相当する。

「確かにね。でも、計算上まだ可能性はある。7レースということは175ポイントあるんだ」とロズベルグは『SID通信』に語っている。

今年ロズベルグは予選でハミルトンの後じんを拝することが多い。

「冬の間、僕は決勝でのパフォーマンスを改善することに懸命に取り組んだ。でも、ルイスは予選で大きく成長していて、これが決勝を難しいものにしている。1コーナーで前に出られない限り、追い抜くことはほとんど不可能だから」

「ルイスと僕には同じチャンスが与えられている。それは今後も変わらない。メルセデスAMGはそういうメッセージを発信したいんだ」

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