GP2ドライバーのアレキサンダー・ロッシが、F1シンガポールGP(20日決勝)で、マノーから正ドライバーとしてデビューすることが決まった。
ロッシは23歳のアメリカ人で、ロベルト・メリーに代わって2015年の残り5戦に出走する。ただし、ロシアGP(10月11日決勝)とアブダビGP(11月29日決勝)は、ロッシがGP2に出走するため、代わってメリーがステアリングを握ることになっている。
チーム代表のジョン・ブースは、次のように話す。
「ロベルトは当然ながら落胆しているが、長い目で見た場合、これがチームの利益になることを彼も理解している。彼のプロフェッショナルな態度に感謝したい」
このニュースは、マノーの控えドライバーであるファビオ・ライマーにとっても寝耳に水だった。ライマーは今季、第10戦ハンガリーGPでフリー走行に出走している。
スイスの『Blick(ブリック)』紙は、「ライマーにとっては平手打ちを食らったようなもの」だが、2016年に正ドライバーに昇格する可能性はまだあるかもしれないと伝える。
「2016年のドライバーラインアップについては、何も決まっていない。残りのシーズンで引き続き選択肢を検討していく」とブースは話している。