元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、フェラーリエンジンにすればレッドブルは勝てると予想している。
レッドブルはルノーエンジンとの契約を打ち切るものと見られている。代わりのメーカーとして、当初はメルセデスと交渉していたが、話し合いは決裂に終わった。
その原因は、契約期間にあったようだ。『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』は、ダイムラーのCEOディーター・ツェッチェが、メルセデスは「長期間の協力関係に非常に重きを置いている」と話したと伝えている。
「レッドブルに関してはそれが保証されない」とツェッチェは語ったという。
また、記事によると、チーム首脳陣がF1第12戦イタリアGPが行われたモンツァでフェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネと会談したという。
■フェラーリエンジンなら今ごろ勝っていた?
2013年までレッドブルに在籍していたウェバーも、レッドブルが来季はフェラーリエンジンで戦うと見ている。
「ルノーとレッドブルは決別するだろうね」とウェバー。
「となると、フェラーリが可能な中で最良の選択肢のようだ」
「あのエンジンを積んでいれば、今ごろ勝っていたかもしれない。ベッテル(フェラーリ)がフェラーリエンジンのトロロッソで優勝したのを覚えているだろう?」
こうウェバーが話したとイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が伝えている。
■シンガポールGPでは表彰台もねらえる
レッドブルのダニール・クビアトも、現在のシャシーに自信を深めている。次戦のシンガポールGP(20日決勝)は、レッドブルに合っているとモスクワで行われたスポンサーイベントで話した。
「クルマは今いい調子だよ」
「理論上、シンガポールは僕たちのクルマに合いそうだ」
チームメートのダニエル・リカルドも同じ意見だ。
「シンガポールでは競争力が高いはず。あそこではきっと表彰台争いができる」