フェラーリが、テクニカルディレクターを務めるイギリス人エンジニア、ジェームス・アリソンとの契約を更新したことを認めた。
前戦F1イタリアGP(第12戦)の開催直前に、フェラーリ専属ジャーナリストとして知られるレオ・トゥッリーニが、アリソンが2018年までの新契約にサインをしたと報じていた。
セバスチャン・ベッテルを新たに迎え入れたフェラーリは、エンジンが大きく改善されたこともあり、今シーズンは序盤から大きな躍進を見せていた。だが、その後の開発ペースが少し伸び悩んだ時期には、早くも最高技術責任者のアリソンがその職を追われるのではないかとのうわさがささやかれていた。
だが、フェラーリのチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネが、アリソンとの契約を更新したことを正式に認め、次のように語った。
「私はすでにベルギーで認めていたはずだよ。確かに、彼は我々との間に長期契約を結んでいる」
現在47歳となるアリソンは、2013年シーズンの途中にロータスからフェラーリに移籍。昨シーズンに大規模な組織改編が行われた際に、最高技術責任者であるテクニカルディレクターに昇格していた。
一方、フェラーリではオイルパートナーであるシェルともさらに5年間にわたって契約を延長したことも明らかとなっている。
アリバベーネは、「この契約が締結できたことで、安定度という意味でさらに大きく前進したことになる」と語った。