近年はF1シーズンの開幕戦として位置付けられているオーストラリアGPだが、このほどメルボルンのアルバート・パーク・サーキットが2023年まで開催契約を延長したことが明らかとなった。
このメルボルンでのF1GPに関しては、2014年の8月に2020年までの延長契約が締結されたばかりだった。
その後、メルボルンが位置するビクトリア州の州議会選挙が2014年の11月下旬に行われ、それまで第一党の位置にあった自由党が議席を失い、代わってダニエル・アンドリュースが率いる労働党が政権を奪還していた。
そして、13日(日)に、労働党が2023年までメルボルンでのF1開催を確実なものとしたという声明が発表された。
オーストラリアでは、シドニーもF1開催に名乗りを上げていたと考えられているが、今回の発表により、少なくとも2023年まではメルボルン以外の都市でF1が開催される可能性はなくなったようだ。
アンドリュースは、今回発表した声明の中で次のように語っている。
「我々のライバルとなる都市が、これ(F1)を我々から盗もうとしていたことは明らかだ。だが、F1はここにとどまることになる。ダニエル・リカルド(レッドブル所属のオーストラリア出身ドライバー)が近いうちにシドニーのハーバーブリッジを走ることはないと断言できるよ」