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【ホンダF1】スーパーフォーミュラのシャシーでF1エンジンをテストか?

2015年09月11日(金)19:01 pm

ホンダが、F1用パワーユニットを日本の最高峰フォーミュラレースであるスーパーフォーミュラのマシンに搭載してテストを行うかもしれないと報じられている。

これは、イタリアのモータースポーツ専門誌である『Autosprint(オートスプリント)』がその最新号で報じたもので、ホンダとしては、その2015年型パワーユニットが実際には周囲が考えているほど悪いものではないことを証明するために、そういう手段を講ずる可能性がありそうだとしている。

先週末にモンツァで行われたF1イタリアGP(第12戦)の記者会見では、ホンダF1プロジェクト責任者である新井康久に対して、容赦のない質問が浴びせかけられるという普段はあまり目にすることのない光景が展開されていた。

最近、マクラーレンとエンジンサプライヤーであるホンダとの関係に亀裂が入り始めているのは明らかだ。ホンダ側は、現在のパワーユニットはルノーのものより高出力になっていると主張。マクラーレン・ホンダMP4-30のスピードが上がらないのは、シャシー側の問題のほうが大きいと示唆している。

だが、モンツァでフェルナンド・アロンソのクルマが記録した最高速は時速338kmで、これは最強をほこるメルセデスエンジンが記録した数値に16kmも及ばないものだった。

さらに、その338kmという数値は、下位カテゴリーであるGP2シリーズでルーマニア出身ドライバーのロベルト・ヴィソイウが記録した331kmをわずかにしのぐものに過ぎなかった。

だが、『Autosprint(オートスプリント)』は、ホンダがこのV6ターボパワーユニットをスーパーフォーミュラのマシンに搭載して、鈴鹿サーキットでテストを行う計画を立てていると報じている。

スーパーフォーミュラには普段2リッターの直4ターボエンジンが搭載されているが、『Autosprint(オートスプリント)』によれば、問題なくF1パワーユニットに乗せ換えることが可能だという。

「テストは無限もしくは中嶋レーシングの協力のもとに行われることになるだろう」

そう書いた『Autosprint(オートスプリント)』のチェーザレ・マリア・ミューニッチ記者は、その結果次第では、2015年の悲惨とも言えるマクラーレン・ホンダのパフォーマンスに関し、本当に責めを負うべきはマクラーレンなのかホンダなのかがはっきりすることになるかもしれないと付け加えている。

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