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ナンバー2ではないと示したキミ・ライコネン

2015年09月11日(金)18:04 pm

フィンランド出身の元F1ドライバーであるミカ・ハッキネンが、後輩ドライバーのキミ・ライコネンがついにフェラーリで頭角を現し始めたと主張した。

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2007年にフェラーリでF1タイトルを獲得した実績を持つライコネンだが、5年ぶりにフェラーリ復帰を果たした昨年は、チームメートであったフェルナンド・アロンソに大きく負け越していた。

そして、今季は友人でもあるセバスチャン・ベッテルをチームメートに迎えたものの、ここまでのところベッテルのほうがライコネンを上回る成績を残してきている。

だが、最近少しずつ調子が上がってきていた35歳のライコネンは、2016年もフェラーリへの残留が確定。

フェラーリのチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネによれば、ライコネン残留を決意するに至った要素のひとつに、ベッテルとのコンビネーションの良さがあったのは事実のようだ。

「セバスチャンはフェラーリに情熱をもたらした」と語ったアリバベーネは、次のように続けた。

「彼は何度も我々が一体となって頑張ることが重要なんだということを分からせてくれたし、最も重要なのは、彼がチームメートと非常にうまく協力しているということだ」

「セブは素晴らしいチャンピオンであると同時に、キミとのチームを安定したものにできる人物なんだ」

だが、先週末にモンツァで行われたF1イタリアGP予選において、ライコネンは昨年にチーム復帰してからの予選最高位となる2番手となり、堂々とベッテルを上回る成績を残してみせた。

マクラーレン時代に2度F1チャンピオンとなった実績を持つハッキネンは、自身の『Hermes(エルメス)』のブログに、「キミがついに予選でいい成績を残したことはうれしかったよ」と書き、次のように付け加えている。

「今後、セバスチャン・ベッテルのキミに対する態度が少しずつ変化してくる可能性が高いと思うよ。彼(ライコネン)のペースは、もはや単なるナンバー2ドライバーではないんだということを示しているからね」

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