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「アメリカにはF1で通用しそうなドライバーがいない」とハースF1のボス

2016年からF1に参入することが決まっているアメリカ発の新F1チーム、ハースF1だが、その初代ドライバーの決定もいよいよ近いうちに行われることになると考えられている。

だが、どうやらハースF1にとって最初のF1カーのシートにアメリカ人ドライバーが座ることはなさそうだ。

ドイツの『Speedweek（スピードウィーク）』からドライバー選択に関する考えを尋ねられたチームオーナーのジーン・ハースは、次のように答えた。

「シリーシーズンもほとんど終わりを迎えようとしているが、多くの大物ドライバーたちが今のチームにとどまることになると分かって驚かされているところだ」

「アメリカ人ドライバーを乗せられればいいだろうが、本当にいい印象を受けたドライバーは1人もいなかった。アメリカはF1ドライバーを育てるために、もっといい開発プログラムを用意する必要があると思うよ」

アメリカで最も人気の高いモータースポーツであるNASCARにも共同オーナーとしてチームを送り込んでいるハースは、さらに次のように付け加えた。

「我々にとって夢のラインアップは、現在フェラーリの一員となっているドライバーと、誰かF1経験を持つ者との組み合わせということになるだろうね」

現在、うわさではフェラーリの控えドライバーを務めるエステバン・グティエレスが、潤沢なメキシコ系企業の支援にも後押しされながら、ハースF1初代ドライバーの最有力候補となっていると言われている。