フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは、F1イタリアGP(6日決勝)で予選2番手につけたキミ・ライコネン(フェラーリ)を高く評価した。
フェラーリは、ホームグランプリとも言えるイタリアGPに新型エンジンを投入。エンジンパワーが物を言う高速サーキットで、メルセデスAMGの間に割って入る予選2番手と3番手につけた。
サーキットを訪れていたマルキオンネも、エンジンの改良が功を奏したのを目にしてうれしいと話している。
ライコネンが予選で1列目のグリッドを獲得したのは昨年フェラーリに加入して以来初めてのことだ。ライコネンは、前回の第11戦ベルギーGPでフェラーリとの契約を延長したばかりでもある。
マルキオンネは、イタリアの記者らに次のように語っている。
「今日われわれはまったく新しいキミを目にした」
「2016年に向けて彼の自信を回復することが必要だった。今日私が見た彼は、リラックスして落ち着いていた」
「フェラーリの雰囲気は素晴らしいものになっている。この数か月でチームが生まれ変わったようだ」
マルキオンネは、予選が行われた5日(土)にメルセデスAMGの親会社であるダイムラーの会長ディーター・ツェッチェと会談を持った。
マルキオンネによると、将来に向けたF1のルールについて話し合ったと『Autosprint(オートスプリント)』は伝える。
「これは繊細で複雑な問題だ」とマルキオンネ。「またすぐにロンドンで会うことになっている」