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【マクラーレン・ホンダ】チーム財政難もバトンをキープか

2015年09月05日(土)19:49 pm

ジェンソン・バトンは2016年もマクラーレン・ホンダのシートを守りそうだ。

チームを取り巻く状況は厳しい。うわさによるとここまで支援を続けてきたジョニー・ウォーカーやスペインのサンタンデール銀行らは、今季の大苦戦を理由にスポンサーシップを打ち切るかもしれない。

そのうち洋酒ブランドのジョニー・ウォーカーは、マクラーレンと「継続的に話し合っている」ことをイギリス『Telegraph(テレグラフ)』紙に明らかにした。

心配のタネはスポンサー離れだけではない。このままでは今季F1コンストラクターズ世界選手権でほとんど最下位に甘んじ、順位に応じて支払われる年間賞金の額が大幅に減りそうだ。これには、過去の栄光を知る元マクラーレンのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)も心配顔である。

「あの歴史あるチームが(マノー)マルシャを相手に戦っているなんて、奇妙な感じだね」とハミルトン。「ここまで堕ちてしまったことが僕には信じられない」

収入が減ったら、あとは支出を抑えるしかない。ジェンソン・バトンを手放して、ギャラが安い控えドライバーのケビン・マグヌッセンと2016年の契約を結ぶのはひとつの方法だ。

だが、それは間違いだとハミルトンは言う。

「あのチーム(マクラーレン)には方向性が必要だ」「この困難な時期を乗り切るには、(バトンとフェルナンド・アロンソの)両ドライバーにいてもらわないと」

最近の兆候からは、バトンのシートは以前より安泰な様子がうかがえる。

レーシングディレクターのエリック・ブーリエが言うには、マクラーレン若手育成プログラムに所属するマグヌッセンとストッフェル・ファンドールネに来季F1レースシートを与えてやりたいが、チームは両ベテランの組み合わせに満足している。

「われわれは2人のF1世界タイトル経験者を抱えている。現時点では、彼らをキープするつもりだ」

22歳のデンマーク人マグヌッセンは、イギリス『Mirror(ミラー)』紙にこう話す。「どうやらチームは、このまま2人(アロンソとバトン)とやって行くみたいだ」

「僕としては、もう1年、座して待つつもりはない。来年はレースをしなければと心に決めた。もしF1がだめなら、どこか他をあたるまでだ」

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