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【マクラーレン・ホンダ】アロンソ「マシンはレッドブルに次ぐ性能。問題は著しい馬力の欠如」

2015年09月05日(土)6:05 am

今週末のF1第12戦イタリアGP、旧型の「ロングノーズ」仕様で戦っているマクラーレン・ホンダ。

エンジンパートナーのホンダが馬力不足に苦しむなか、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンの両ドライバーにとってはモンツァの長い直線が足かせだ。

そこで同チームは、第11戦ベルギーGPに続いて、グリッドペナルティを覚悟のうえでまたしてもエンジン交換を断行。このあとの第13戦シンガポールGP(9/4-6)と第14戦日本GP(9/18-20)の起死回生に賭ける。

アロンソも、彼にしては珍しく明るい表情を保っている。

「これが今の状況だ」とスペインの日刊紙『AS』に話すアロンソ。「でもチームには考えがある。僕らはそれに従っているのさ」

「僕らにとってシーズン残りのレースは、テスト以上の何ものでもない」

アロンソが明るく振舞うのには理由がある。そのひとつはマクラーレンのMP4-30。彼は、F1の全マシン中、一二を争う高性能と信じているらしいのだ。

「F1グリッドに並ぶどのマシンと比べても引けはとらないと思う」とアロンソ。「データがそれを証明している」

「コーナリング性能はレッドブルに次ぐ。問題は著しい馬力の欠如だ。その点に取り組む必要がある」

ホンダの新井康久F1プロジェクトリーダーには重圧がますますのしかかるところだが、新井はモンツァ開幕前、ホンダのパワーユニットはすでに地力でルノーに勝っているといった内容を含む大胆な主張を展開した。

彼のコメントにはマクラーレンのシャシー性能が今いちと受け取れる部分もあり、ホンダと同チームにあつれきがあるのではと心配される。

「いいや」と語るアロンソ。「僕らは皆、実に多くのインタビューをこなしている。というより、多すぎるくらいだ。そしてどのインタビューにも、質問に対する答えで誤解を生じかねないものが必ずあるのさ」

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