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「もうロズベルグは勝てない」とビルヌーブ

元F1チームオーナーのエディ・ジョーダンと、1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブが、2015年のF1タイトルのゆくえはすでに確定したように見えると語った。

現在ランキングトップのハミルトンにとってF1タイトル争いの最大のライバルはチームメートのニコ・ロズベルグだ。だが、あと8戦を残しているとはいえ、2人のポイント差は現時点ですでに28ポイントに開いている。

ロズベルグは、前戦F1ベルギーGP（第11戦）でもハミルトンに次ぐ2位で表彰台に上ったが、そこで行われたインタビューに次のように答えていた。

「ルイスは素晴らしい仕事をした。だから、彼が勝利するにふさわしいよ。僕も全力を尽くしたけれど、十分ではなかったね」

現在はイギリスのテレビ局でF1解説者を務めるジョーダンは、このロズベルグのコメントについて、ドイツの『Sport Bild（シュポルト・ビルト）』に対し次のように語った。

「あれは、ロズベルグの敗北宣言だったんだ」

「私は、もう彼らの戦いは終わったと見ているよ。ニコはもはや今季のF1タイトルを獲得するためにルイスを打ち負かすことはできないね」

一方、2シーズン目を迎えるフォーミュラEシリーズにフル参戦することになったビルヌーブも、ハミルトンが自身3度目のF1タイトルを手にするのは間違いないだろうと次のように語った。

「直近の2レースでのニコを見ていた者には、もはや彼が降参してしまったように見えたんじゃないかな。今や、彼は間違いなくメルセデスAMGのナンバー2だよ」

「彼が最大の力を発揮したとしても、それでもルイスには対抗できないね」とビルヌーブは付け加えた。