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【マクラーレン・ホンダ】バトン、契約金がネックで契約解除も

2015年08月23日(日)20:27 pm

マクラーレンとの契約で来季は昇給が約束されているジェンソン・バトン。それがかえって仇(あだ)となり、彼のF1キャリアは終わるかもしれない。

イギリス『Daily Mail(デイリー・メール)』と『Telegraph(テレグラフ)』の2紙は、バトンのギャラが今季の1,250万ドル(約15億2,000万円)から来季は1,900万ドル(約23億2,000万円)に跳ね上がると伝えた。ただしマクラーレンがバトンと結んだ現契約のオプションを行使すればの話だ。

「そうなればチームにかかるドライバーの費用は5,800万ドル(約70億9,000万円)になる。これは大きすぎる負担だ」と『Daily Mail(デイリー・メール)』のジョナサン・マケヴォイ記者は、スパ・フランコルシャンから報告する。

今季、大苦戦を強いられているマクラーレン・ホンダにとって人件費は切実な問題と伝えられる。F1コンストラクターズ世界選手権9位に終われば、年間賞金の受取額はガタ落ちになる。

「しかも彼らは2013年末にボーダフォン(英通信会社)を失って以来、冠スポンサーに恵まれていない」とマケヴォイ記者。

こうした状況で恩恵を受けそうなドライバーもいる。マクラーレンが育成する若手ふたり、ケビン・マグヌッセンとストッフェル・ファンドールネだ。ファンドールネはスパで行われたサポートイベントのGP2第1レースで優勝を果たし、ランキング首位を独走中だ。

そのファンドールネは2016年、マクラーレンの控え選手に起用されるとみられる。マケヴォイ記者は次のように説明する。「2014年にF1デビューしたマグヌッセンは、まずまずのシーズンを送った。彼の契約金は恐らく150万ドル(約1億8,000万円)に満たないだろう」

『Telegraph(テレグラフ)』のダニエル・ジョンソン記者は次のように付け加える。「マグヌッセンは母国デンマークからスポンサー金を持込みそうだ」

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