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【ピレリタイヤ破裂問題】突然のタイヤ破裂、原因はボディの接触という説も

2015年08月23日(日)17:26 pm

F1ベルギーGP(23日決勝)で起きたタイヤバーストについて、明確な原因は依然として特定されていない。

21日(金)のフリー走行で、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が時速300キロ以上で走行中、突然右リアタイヤが破裂するという事故が起きた。

ピレリは22日(土)に出した声明で、構造的な不具合の可能性はないとしている。

しかし、正確な原因については判明していない。ロズベルグは土曜に次のように話した。『Speedweek(スピードウィーク)』が伝えている。

「(原因は)いまだに解明されていない」

「何かが外部から入り込んだに違いないと考えられている。そういう説だ。でも、本当のことは誰にも分からない」

「だから、今も全員にとって心配な状況だよ。僕たちもいくつかの手助けはしたけれど、二度と起きないように注意深く見守っていく必要がある」

■ボディがタイヤに接触したという説も

別の説として、メルセデスAMGのボディワークが負荷で変形したタイヤと接触したという説もある。これについてロズベルグは「証拠はない」と話している。

しかし、マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、『Motorsport.com』に次のように話した。

「彼ら(ピレリ)は、異なる可能性をすべて洗い出し検討した。最も可能性が高いのが、メルセデスAMGのボディワークの一部がタイヤに触れたというものだ」

「正式なものとは受け取らないでほしい。これについて証拠は何もない」

ブーリエは、この説をドライバーに説明し、「こうした答えがあることで、より落ち着いた」と話している。

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)も、原因が特定されない状況に懸念を示している。

「知りたかったので尋ねたよ。でも、もらったのはきちんとした回答じゃなかった。今は、それで納得するしかない」

「もちろん、レースでは何事もないことをみんなが願っているよ」

■対策を講じたメルセデスAMG

メルセデスAMGのチーム代表トト・ヴォルフは、ピレリと協力して原因の特定に取り組んだと話す。

「安全面の問題を一切残さないよう、可能な限りすべての手を尽くした。だが、何も問題は見つからなかった」

「従って、外的な要因によるものに違いないという考えに私が合意するのも、かなり確信があってのことだ」

ヴォルフは、安全を考慮して対策を講じたと話している。

「タイヤへの取り組み方に関しては、ピレリの定めた制限があった。もともとその制限範囲内だったが、それをさらに一歩進めた」

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