アウディ・ジャパンは、コンパクトスポーツカーの「TT」および「TTS」をフルモデルチェンジし、20日(木)に発売した。価格は542万円から768万円までとなる。
9年ぶりにフルモデルチェンジが行われた「TT」シリーズだが、今回日本市場に導入されるのは、いずれもターボ付2.0L直噴ガソリンエンジンを搭載するモデルとなる。「TT」にはクーペとロードスターモデルが設定されるとともに、「TTクーペ」ではFFとフルタイム4輪駆動(クワトロ)の2タイプの駆動方式が選択可能となる。「TTロードスター」と「TTS」はクワトロのみの設定となる。
「TT」モデルに搭載されるエンジンは230PSを発生。「TTS」には286PSまで出力が高められた高性能バージョンのエンジンが搭載される。トランスミッションはいずれも6速Sトロニックが採用されている。従来型のモデルに対してさらにパワーアップしたエンジンと、アルミを多用したコンポジット(複合)構造の軽量ボディーなどにより、コンパクトセグメントのスポーツカーとしてトップレベルの走行性能が実現された。
デザインにおいては、アーチ型ルーフライン、丸く張り出したホイールアーチ、大型のアルミ調フィラーキャップ、インテリアの丸型エアベントなどにより、TTとしてのアイデンティティーを伝えつつ、ボンネット上に移されたフォーシルバーリングスのエンブレムや6角のシングルフレームグリルなどにより、アウディの新時代スポーツモデルとしての存在感をアピールするスタイリングとされている。
また、クラス初のフルデジタル多機能メーター“アウディバーチャルコックピット”を全モデルに採用。さらに、マトリクスLEDヘッドライトがTTSに標準搭載、TT各モデルにもオプション設定されるなど、テクノロジーの面でも時代をリードするスポーツモデルとされている。
<アウディ「TT」および「TTS」モデルの価格>
TTクーペ2.0TFSI/542万円
TTクーペ2.0TFSIクワトロ/589万円
TTロードスター2.0TFSIクワトロ/605万円
TTSクーペ2.0TFSIクワトロ/768万円