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ルノー、来季用パワーユニット開発は順調

2015年08月20日(木)19:10 pm

これまでエンジン供給を続けてきたレッドブルとの関係が悪化し、現在ではロータスを買い戻して再び自らのワークスチームを立ち上げることを検討しているルノー。今後に向けた具体的な方針に関しては、近いうちに発表されることになると考えられている。

だが、その方針がどういう形のものになるにせよ、ルノーが来季もF1グリッドに並ぶのは間違いない。そして、そのためにはパワーユニットを改善することが重要な課題となることに変わりはない。

経営破たん一歩手前というところにまで追い詰められているロータスでは、当然ながら今季型車E23の開発も棚上げとなっているに等しい状態だ。こうした状況に不満を抱えるフランス人ドライバーのロマン・グロージャンは、早くルノーがロータスの買収を決定して欲しいと『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語った。

「ファクトリーチームの一員となれればうれしいだろうな。それに、きっと彼らもパワーユニットを改善することができるはずだしね」

「現時点では、メルセデスエンジンが最高だ。でも、来季に向けてやれることはたくさんあるからね」

事実、F1界が夏休みに入っていたこの8月も、ルノーでは休日返上でV6パワーユニットの設計に取り組み続けてきていた。

ルノーF1エンジンプロジェクトの現場責任者であるレミ・タファンは、次のように語っている。

「動力試験装置はいつものように稼働していたよ。シーズン後半に向けて大きくパフォーマンスを改善するとともに、来年に向けてのコンセプトにも取り組んでいた。いい結果が出ているよ」

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