メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダが、フェラーリとウィリアムズでは来季も今年と同じドライバーラインアップでいく可能性が高いだろうとの見解を示した。
最近のうわさでは、ウィリアムズのバルテリ・ボッタスが、同じフィンランド出身の先輩ドライバーであるキミ・ライコネンに代わって来季にはフェラーリの赤いドライビングスーツを着ることになるだろうと言われている。
だが、ラウダは、今週末にF1ベルギーGP(23日決勝)が開催されるスパ・フランコルシャンは、ライコネンのお気に入りのサーキットであり、そこで好結果を残せば、ライコネンの来季フェラーリ残留が濃厚になるだろうと考えている。
「スパは、キミにとってはすごくいいサーキットなんだ」
フィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』にそう語ったラウダは、次のように続けた。
「もし彼がここで素晴らしいレースをすれば、彼がフェラーリに残留する可能性は高くなるよ」
さらにラウダは、イタリアの『Sport Mediaset(スポート・メディアセット)』にも次のように語った。
「ライコネンがスパで勝つチャンスは、(メルセデスAMGの)ルイス・ハミルトンやニコ・ロズベルグと同じくらいあるだろうね」
「彼は、やる気満々だと思うよ」
一方、ボッタスのフェラーリ移籍に関しては、ボッタスとの来季の契約延長権を持つウィリアムズがフェラーリに対して巨額の契約買い取り条件を提示したことにより、結局交渉が成立しなかったと見られている。
ボッタスのマネジメントチームには、メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフも含まれていることもよく知られている。そのヴォルフと近い位置にいるラウダは、次のように付け加えた。
「私は、ボッタスはウィリアムズに残留することになると信じているよ」