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「エンジンさえよければ」とマックス・フェルスタッペン

2015年08月10日(月)19:44 pm

今年17歳でF1デビューを飾ったマックス・フェルスタッペン(トロロッソ)。その才能の高さに、「新たなアイルトン・セナの登場」だと高く評価する声もある。

だが、一方では5月に行われた第6戦モナコGPで大きなクラッシュを起こしたものの、そこから「何も学んでいない」と批判する者もいる。

こうした批判的意見に対し、フェルスタッペン本人はドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「僕のことを批判するドライバーたちだって、最初のころは僕と同じか、あるいはもっとひどいことをやってきていたと思うよ」

「僕は自分の仕事に集中するだけだし、ほかのことにはあまり耳を貸さないことにしているんだ」

そのフェルスタッペンとともに今季トロロッソからF1デビューを飾った20歳のカルロス・サインツも、ここまで非常に印象的な走りを見せている。そして、彼らが乗るトロロッソの2015年型車STR10は、今季のF1カーの中でもトップレベルのクルマだと評価する者も多い。

才能ある若手ドライバー2人と、それだけのクルマがありながら、搭載するルノーエンジンの信頼性やパフォーマンス不足により、チーム別ランキングではトロロッソは現時点でいまだ7番手にとどまっている。

フェルスタッペンもこうした状況には「ときどきイラつくことがある」と語り、次のように続けた。

「僕たちは2人とも能力を示すことができている。だけど、チームにとってはそうじゃないんだ。彼らは懸命に働いて、すごくいいクルマを製造し、非常にいいチームを作り上げてきた。それなのに、本来得られるべき結果を手にすることができていないんだ」

もし、今年のトロロッソのマシンにメルセデスエンジンが搭載されていたらどうなっていたと思うかと質問されたフェルスタッペンは、次のように答えた。

「表彰台の最後のひとつ(3位)をフェラーリと争っていたはずだよ」

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