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キミ・ライコネン、ハンガリーGPが最後のチャンス

2015年07月23日(木)16:53 pm

今週末にF1ハンガリーGP(26日決勝)が開催されるが、ハンガロリンクのパドックで一番大きな話題となるのが、キミ・ライコネン(フェラーリ)の今後の去就についてではないかと考えられている。

イタリアではすでに複数のメディアが、フェラーリではライコネンに代えて来季は同じフィンランド出身のバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)を獲得するために、巨額を投じてウィリアムズからボッタスの契約を買い取ったと報道。

だが、フェラーリ専属ジャーナリストとして有名なレオ・トゥッリーニは、「ボッタスと合意にいたったという兆候は何も見られない」と主張している。

そんな中、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、今週末のハンガリーGPが、ライコネンにとっては最後のチャンスとなりそうだと次のように報じている。フェラーリはライコネンの契約延長オプションを有しているが、その発動期限が今月末となっていることから、ここで何らかの決定が行われるのはほぼ間違いないと考えられるためだ。

「このグランプリは歴史的に見てもドライバー市場やフェラーリにとっての分岐点となってきた。いよいよ2016年にセバスチャン・ベッテルのチームメートとなるドライバーを決めるときを迎えることになる」

そう書いたアンドレア・クレモネシ記者だが、フェラーリはドライバーを変えるべきだと次のように続けている。

「キミは交代させるべきだ。その理由は単純だ。彼は過去2年間にわたってチームメートと互角の走りを見せることができていなかった」

「アロンソにはこてんぱんにやられ、今度はベッテルに対してもあまりうまく対応できていない」

だが、フェラーリのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、そんなことはないと主張している。

「彼(ライコネン)とセバスチャンの間に差はないんだ」と語ったアリソンは、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に次のように続けた。

「違いがあるとすれば、セバスチャンはミスを犯すことがほとんどないということだ」

いずれにしても、現在伝えられているうわさなどによれば、ハンガリーGPでライコネンが優勝もしくはそれに準ずる程度の活躍を見せないと、このままフェラーリにとどまるのは難しくなるかもしれない。

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