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クビアト「シーズン序盤に受けた批判は不快だった」

2015年07月23日(木)10:43 am

レッドブルのダニール・クビアトが、今シーズン序盤の不調から立ち直りを見せることができて少しほっとしていると認めた。

昨年、19歳の若さでトロロッソからデビューを飾ったロシア人ドライバーのクビアトだが、セバスチャン・ベッテルのフェラーリ移籍に伴い、わずか1年でトップチームのレッドブルへと昇格。

だが、今季序盤は搭載するルノーエンジンの信頼性不足などもあり、レッドブルでは1年先輩となるダニエル・リカルドに大きく水をあけられる結果となっていた。

その結果、シーズン序盤にして早くも、レッドブルは来季クビアトに戦力外通告を行うのではないかとのうわささえささやかれていた。

クビアトは、そのことについてブラジルの『Globo(グローボ)』に次のように語った。

「そういう声を聞くのはうれしいものではないし、実際何が起こっているのかということを知らない人たちからいろいろ言われるのはちょっとね」

クビアトは、シーズン序盤にはまだ新しいチームでの仕事に慣れるように取り組むことも必要だったが、何にもましてルノーエンジンの信頼性の低さによる影響を大きく受けてしまっていたのだと主張。

だが、そうしたときに一番ショックだったのが、レッドブルのドライバー育成責任者であるヘルムート・マルコまでがクビアトに対して不満めいた発言を行っていたことだという。

「そのことは僕にとって本当につらいことだったよ。それは間違いない」とクビアト。

「金曜日に本来必要なことができなかったことを考慮に入れてくれていた人たちばかりではなかったからね。僕は練習走行ができなかったんだ。パワーユニットがそうさせてくれなかった。僕はセッションをまるまる棒に振っていたんだ」

「パワーユニットの信頼性が改善され、金曜日にも走行できるようになってからは、変化が見え始めた。そして結果も付いてくるようになったんだ」

「僕はたった1年で運転の仕方を忘れたわけではないし、正直に言って、どうすれば速く走れるかなんて誰かから助言をもらう必要もないんだ」

今季のF1第6戦モナコGP以降の4レースでは、予選、決勝ともに、クビアトがリカルドに対して3勝1敗という成績を残している。

一時は厳しいコメントを発していたマルコも、そしてレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーも、今では調子を取り戻したクビアトの活躍を称賛している。

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