今週末にハンガロリンク・サーキットで行われるF1ハンガリーGP(26日決勝)では、メルセデスAMGに次ぐポジション争いが激しくなりそうだ。
まず、フェラーリはここ3戦で苦戦が続いているが、ハンガリーGPでは軟らかめのタイヤと暑い気候が有利に働くのではないかと見られている。
対して、第9戦イギリスGPでフェラーリを上回る速さを見せたウィリアムズは、ストレートの短いハンガロリンクでは自慢のメルセデスエンジンのパワーを生かせない。
「僕たちにとって、ハンガリーが残りのシーズンで一番難しいコースであることは間違いない」とウィリアムズのバルテリ・ボッタスは『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙に語っている。
だが、チームメートのフェリペ・マッサは強気だ。
「このサーキットはかなり低速のコースだから、僕たちのクルマに合わないことが多い」
「でも、ここ数戦でクルマを大幅に改良したからね」
ほかにハンガリーで調子が上がると期待されているのが、非力なルノーエンジンに苦戦を強いられているレッドブルとトロロッソだ。特に、トロロッソのシャシーは今年高く評価されている。
だが、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、エンジンの進化が目に見えて現れるのは夏休み後になると『Auto Hebdo(オート・エブド)』に語る。
「表彰台に立って、コンストラクターズ選手権でウィリアムズにプレッシャーをかけたい」
「私が一番の指標になると考えているのは、夏休み後の初戦(ベルギーGP/8月23日決勝)だ」
「ルノーはまだトークンを使っていないから、改良には皆が大きな期待を寄せている」