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メルセデスAMGのドライバーに「交戦規定」あり

2015年07月22日(水)18:53 pm

今季、F1タイトルを争うメルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが、タイトル争いに向けた内部協定のような文書にサインしていたことが明らかとなった。

昨年は、この2人のタイトル争いが激しさを増す中、サーキットの外でもお互いに中傷めいた発言を行うなど、チームとしてもその扱いに苦慮するような事態に陥っていた。

だが、今季も再びこの2人によるタイトル争いが繰り広げられてはいるものの、ここまでのところは昨年に比べると両者間の状況はかなり平穏な雰囲気で推移している。

そして、その理由の一端をロズベルグが明らかにしたとスイスの『Blick(ブリック)』が報じている。

「僕ら2人がサインすることを求められた文書があるんだ」

そう語ったロズベルグは、その文書の内容について次のように付け加えた。

「コース上でどういう風にしなくてはならないかということが書かれているんだ。スタートの時とか、追い抜きをする時とか、その他もろもろのことについてね」

メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフも、2015年のチーム内バトルをよりよくコントロールするためにドライバーたちに「交戦規定」に同意させていることを認め、次のように語った。

「チームとしては、彼らが礼儀正しくすることを期待しているわけではないし、例えばメディアに対してお互いに友人同士であるようなふりをするようなことも望んではいないんだ。我々が彼らに求めているのは、お互いに敬意を払うことと、交戦規定を尊重することだよ」

だが、ロズベルグは、ハミルトンとの関係に関しては良くなったり悪くなったりの繰り返しだと次のように続けた。

「変化するんだ。複雑な戦いだからね。僕たちはお互いに相手をやっつけることを考えながらも、同時にチームのことも考えなくてはならないんだ」

「僕たちはどちらも勝ちたいと思っているから、常に複雑な状況を迎えてしまうことになる。だから、いい時もあれば悪い時もあるし、もっと悪くなることだってあるだろうね」

そう語ったロズベルグは、「今のところは、問題ないよ」と付け加えた。

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