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ビアンキの葬儀に多数のF1ドライバーたちが参列

2015年07月22日(水)9:10 am

F1のスタードライバーたちが、21日(火)にフランスのニースで執り行われたジュール・ビアンキの葬儀で涙を隠さなかった。

現F1チャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)から、かつて4度F1王座についたアラン・プロストまで、参列した多くのF1ドライバーたちが、かつての友でありライバルであったビアンキに別れを告げた。

ビアンキの棺の上にはかつて彼が使用していたヘルメットが置かれ、それを取り囲んだ参列者たちの中には涙をこらえきれないフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)やパストール・マルドナード(ロータス)の姿が見られた。

ビアンキの棺はその後、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)や、同じフランス出身のロマン・グロージャン(ロータス)に加え昨年のレースを共に争ったジャン-エリック・ベルニュ(当時トロロッソ/現フェラーリテストドライバー)、エイドリアン・スーティル(当時ザウバー)、そして昨年マルシャでビアンキのチームメートを務めていたマックス・チルトンらによって担がれ、斎場を後にした。

現在アメリカのインディライツに参戦しているチルトンは、ビアンキの悲報を受けて数時間後に行われたレースでポール・トゥ・ウィンを達成。チルトンはその勝利をビアンキにささげるとし、次のようにコメントした。

「恐らく、5周おきか10周おきにはジュールのことを考えていたと思う。彼はきっとF1チャンピオンになるはずのドライバーだったと思うよ」

式場には、このほかにもニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)らの現役F1ドライバーを始め、統括団体FIA(国際自動車連盟)会長のジャン・トッドや、現在、F1ドライバーによる任意組織であるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の会長を務めるアレックス・ブルツの姿もあった。

式の後では数名のドライバーたちが地元のパブに集まり、ビール片手にビアンキの思い出話に花を咲かせたという。

「今日僕たちは別れを告げたよ」とツイッターに書いたジェンソン・バトン(マクラーレン)の傍らには、ダニエル・リカルド(レッドブル)、ダニール・クビアト(レッドブル)、ロベルト・メリー(マノー・マルシャ)らの姿もあった。

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