ホンダF1プロジェクト総責任者の新井康久が、ハンガロリンクで行われるF1第10戦ハンガリーGP(26日決勝)に向けて意気込みを語った。
■新井康久「的確なエネルギーマネジメントが必要」
「ハンガロリンクは曲がりくねったサーキットで、低中速コーナーが連続するとともに高低差もさまざまに変化することで、追い抜きは非常に難しくなります。すべて腕が試されるきついコーナーになっていますが、よどみなく走ることになり、ストップ・アンド・ゴーのサーキットとは一線を画しています」
「長いストレートがなく、アクセル全開の区間があまりないことから、このサーキットはほかのサーキットに比べるとパワーユニットへの負担は大きくありません。しかしうねりのある個所が多いことから、エネルギーの管理やコーナー出口での低速ギアに関してはさらに正確さが求められます。エネルギーマネジメントのためのセッティングを正しく行うことが、今週末を通じて非常に重要になるでしょう」
「シーズン前半最後のレースに向けての目標は、このサーキットにおいてエネルギーマネジメントを正しく行うこととERS(エネルギー回生システム)をフルに活用して、ドライバーたちの技が輝きを放つことができるようにすることです」