NEXT...F1開催スケジュール

年間21レースは定着するのか?

2015年07月14日(火)6:21 am

本来であれば、ちょうど今週末に開催が予定されていたF1ドイツGPだが、今年はこのレースがキャンセルされたことにより、前戦イギリスGP(第9戦)と次戦ハンガリーGP(26日決勝)の間には当初予定されていなかった3週間の休みが発生する状況となっている。

しかし、先週、F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が2016年の暫定F1カレンダーを発表。そこにはドイツGPの名前もしっかりと明記されている。

近年、ドイツGPはニュルブルクリンクとホッケンハイムが隔年で交互開催しており、本当であれば今年はニュルブルクリンクで開催されるはずだった。

だが、経営破たんを起こしたニュルブルクリンクでは今年のF1開催を断念せざるを得なかったというのが今年のドイツGPキャンセルの理由であり、2016年にはもともとホッケンハイムが開催契約を有しているため、カレンダー復帰は当然の話だと言えるだろう。

ある関係者も『GMM(グローバル・モータースポーツ・メディア)』に対し、「2016年(のドイツGP開催)については疑問の余地など全くなかった」と語ったと伝えられている。

しかし、F1関係者の中には、年間20レースという範囲に収めるために、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが、2016年のドイツGPも中止する方向で動くのではないかと考えていた者もいるようだ。

事実、先日発表された暫定2016年カレンダーには、ドイツGPが復活するとともに、新たにアゼルバイジャンの首都バクーでの新たなグランプリが盛り込まれ、過去最高の年間21レースということになっている。そして、これまで4週間の間隔が空けられていた夏休みも3週間に縮められるタイトなスケジュールとなる。

F1チームたちにとっては、2016年はこれまで以上に忙しいシーズンとなりそうだ。

一方で、2016年で開催契約が切れるモンツァにとっては、来年が最後のイタリアGP開催となるのではないかとのうわさもある。さらに、2017年のドイツGPをどうするのかという問題もあり、今後も21レースがずっと定着するかどうかはまだ分からないという状況のようだ。

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