2016年からF1に新規参戦するアメリカのハースF1だが、そのステアリングを握る候補ドライバーの名前が具体的に挙がり始めている。
それは、昨年までザウバーのドライバーを務め、今季はフェラーリの控えドライバーとなっているメキシコ人ドライバーのエステバン・グティエレスだ。
今週F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)のスポーツ会議が催されているメキシコを訪れたハースF1のオーナー、ジーン・ハースは、『ESPN』に対し次のように語った。
「私はグティエレスと会ったが、いいやつだし、才能もあり、フェラーリでもすでに高いレベルを示しているよ」
その23歳のグティエレスを来シーズンのドライバー候補として見ているかとの質問を受けたハースは、「この時点では、どんな可能性だってあるよ」と答えている。
来季からF1に参入するハースF1が、フェラーリとの協力関係を結んでいることはよく知られている。
初参戦のハースF1にとっては、かつてフェラーリエンジンを搭載するザウバーの正ドライバーとして活躍した経験があり、現在フェラーリの控えドライバーとして今季のクルマの開発にも携わっているグティエレスが、フェラーリエンジンを搭載することになるハースのドライバー候補に挙がるのは自然の成り行きとも言えるだろう。