かつてミナルディのオーナー兼代表として活躍していたジャンカルロ・ミナルディが、フェラーリの今季ここまでの成績は10点満点中の6点だと評した。
明らかに昨年よりも戦闘力を増したフェラーリは、今季のF1第2戦マレーシアGPでセバスチャン・ベッテルが優勝を遂げるなど幸先のよいスタートを切っていた。
新チーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネや、レッドブルから移籍してきたベッテルによって名門チームが復活してきたと見ている者も多い。
だが、ミナルディはフェラーリ専属ジャーナリストとして知られるレオ・トゥッリーニに「シーズン開幕当初は誤解を招いていたんだ。実際のところ、メルセデスAMGとの差は縮まってなどいないんだからね」と語ると、次のように続けた。
「表彰台に何度も上っていることについてはアリバベーネに敬意を表するよ。だが、それでは不十分だ。問題はパフォーマンスだよ」
「それに、2016年にはエンジンの開発が再び凍結されてしまうことを忘れてはならない」
そう語ったミナルディは、次のように続けた。
「真実が知りたいかね? フェラーリは、レッドブルとマクラーレンの失敗によって利益を得ているだけなんだよ」