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「昔のF1ドライバーはもっと気楽だった」とベッテル

2015年07月09日(木)16:51 pm

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が、現在のF1ドライバーにはやるべきことがあまりにも多いと主張した。

最近、ベッテルは、あまり大衆の面前に出てくることがなくF1に貢献できていないとの批判をF1最高責任者のバーニー・エクレストンから受けていた。

エクレストンに言わせれば、常に大衆の前に姿を現してF1活動に貢献しているルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)に比べれば、ベッテルやニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)のようにプライベートを大切にし過ぎるドライバーは「F1にとっては好ましいとは言えない」というわけだ。

だが、ベッテルは、エクレストンの望むような行動をするには、今のF1ドライバーたちは忙し過ぎるという問題があると考えている。

「かつてはドライバーたちももっと自由に行動できていた。それは彼らにはあまりやることがなかったからさ」

イタリアの放送局『RAI』にそう語ったベッテルは、次のように続けた。

「僕は彼らが怠け者だったなんて言っているわけじゃないよ。ただ、彼らには今ほどの責任はなかったんだ」

「かつての時代には、F1カーから降りたらタバコに火をつけ、メカニックたちに“クルマを速くしておけよ”と言い、その後はホテルで2、3人のきれいな女の子たちと会っていればよかった」

「今のドライバーたちは表に出て行くような時間を作るのは難しいんだよ。リラックスして考えるためのわずかな時間がとれるだけさ」

そう語ったベッテルは、次のように結んだ。

「でも、これはF1に限った問題ではないと思うけれどね。現代のスポーツならどれも似たり寄ったりさ」

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