NEXT...F1開催スケジュール

ライコネンの状況、さらに厳しく

2015年07月08日(水)12:02 pm

今季いっぱいでフェラーリとの契約が切れるキミ・ライコネン(フェラーリ)だが、来季の契約延長に関してはますます厳しい状況に追い込まれてきているようだ。

【結果】F1イギリスGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント

先週末のF1イギリスGP(第9戦)予選ではライコネンがチームメートのセバスチャン・ベッテルを上回っていた。だが、決勝ではレース終盤に降りだした雨を味方につけたベッテルが3位表彰台を獲得したのに対し、ライコネンは雨用タイヤへの交換タイミングを誤ったことにより、8位に順位を下げてしまっていた。

チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネは、イギリスGPが開催されたシルバーストンを離れる際、「私が今キミに望むのは冷静さを保つことだ。そうすれば彼は自分の仕事ができるからね」と言い残していた。

だが、イタリアのメディアは、アリバベーネはただライコネンに対するプレッシャーを強めようとしているだけだと解釈している。

『La Repubblica(レプブリカ)』のマルコ・メンスラティ記者は、「アリバベーネはレース後にイギリスでの戦略はドライバーたちによって決定されていたことを明らかにしていた」と書き、次のように続けた。

「私は、それは『ベッテルは天才だ、そしてライコネンは間抜けだ』という意味だったと理解した」

『Sport Mediaset(スポート・メディアセット)』のジョルジオ・テルッツィ記者も同じ意見だ。

「(ライコネンが行った)インターミディエイトタイヤの選択は間違っていた。あれは最悪だった。なぜならそのときまですべてうまく運んでいたんだからね」

そう書いたテルッツィ記者は、「実際のところ、彼(ライコネン)はすでに蚊帳の外に置かれているように見える。擁護もされず、絶えず批判の対象となっている」と付け加えている。

そんな中、かつて1989年から1991年までフェラーリのチーム代表を務めていたチェーザレ・フィオリオが、2007年のF1チャンピオンであるライコネンもそろそろ潮時だと次のように語ったと『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が伝えている。

「私は2年前に、彼のライフスタイルや年齢について疑問を投げかけた。そうした疑念が誤りではなかったことが確かめられたよ」

さらに、元F1チームオーナーであるジャンカルロ・ミナルディも次のようにコメント。

「キミは、もはやフェラーリが求める結果を示すことができていない。私なら彼に替えて若手を投入するね」

こうした状況を受け、ライコネンのマネジャーを務めるスティーブ・ロバートソンは次のように語ったと伝えられている。

「モンツァ(イタリアGP/9月6日決勝)までには、フェラーリの判断を知りたいと思っている」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック