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ロンドン裁判所に「清算請求」を出されていたロータス

2015年07月07日(火)18:03 pm

今週、ロータスが厳しい財政状態に陥っていることを裏付けるニュースがまた表に出てきた。

今季、ロータスのチームオーナー兼代表であるジェラルド・ロペスはあまりレース現場に姿を見せなくなっている。うわさでは、ロペスはチームをかつてのオーナーであるルノーに買い戻してもらう方向で調整を行っていると伝えられていた。

そして、今週月曜日(6日)にはロータスに新たな問題が浮上していたことが明らかとなった。

『Reuters(ロイター通信)』が伝えたところによれば、ロータスから支払いを受けることができていない債権者が、ロンドン裁判所にロータスの「清算申し立て」を行ったという。つまりロータスの管財人の元に置き、最終的には清算手続きを開始するように求めたということだ。

だが、裁判所の広報担当官は、この件に関しては7月20日(月)まで審理を中断することが決定されたと語っている。

テレビ局『Sky(スカイ)』によれば、この決定は「チーム側にこの件に関する解決策を見いだすための時間を与える」ためのものだという。

ロータスの最高経営責任者であるマシュー・カーターは、『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』に対し、「(昨年経営破たんに陥った)ケータハムやマルシャのことがあるので、いくつかのサプライヤーたちが嫌な予感を抱いているようだ」と語るとともに、この件に関する「解決策」はすでに見つかっており、「それゆえ、審理が中断されたのだ」と付け加えている。

カーターはさらに、ロータスがルノーに売却されることが決まったようだと報じられていることに関しても否定したと伝えられている。

『Sky(スカイ)』のピットレーンリポーターを務めるテッド・クラヴィッツは、「この件についてマシュー・カーターに確認したところ、彼は『いや、チームは売りに出されたりなどしていないし、ルノーへ売却する可能性などないよ』とのことだった」と伝えている。

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