今季、苦戦に苦戦が続いている状態のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)だが、先週末のF1イギリスGPでは10位フィニッシュを果たし、ついに今季初ポイントを獲得した。
【結果】F1イギリスGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント
だが、今季初めて1ポイントを獲得できたことを祝う予定はあるかと母国スペインの記者から質問されたアロンソは、「とんでもない」と答えると次のように続けた。
「いや、僕はF1チャンピオンとなることを目指しているんだ」
「今年の終わりころには僕たちも違うレベルに到達していたいと思うし、そうなればポイントを取ったことなどがニュースになることもなくなるだろうね」
だが、そうするためには、ホンダがマクラーレンからの要請に応えて外部からエンジン開発に豊かな経験を持つエンジニアを獲得するという動きに出ることになるかもしれないと『Telegraph(テレグラフ)』が報じている。
『Telegraph(テレグラフ)』によれば、マクラーレン総帥であるロン・デニスや、レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエがホンダに対してそうした要求を強めてきているものの、ホンダではこれまでそれに対して「全面的に拒否」しているという。
かつてマクラーレンに所属していた元F1ドライバーであり、現在は『BBC』のF1解説者を務めるデビッド・クルサードは、いずれにしてもマクラーレン・ホンダがすぐに復調できるとは思えないと次のように語った。
「これからシーズンが終わるまでの間に彼ら(マクラーレン・ホンダ)が戦えるようになるとは想像し難いね」
「マクラーレンに関しては、彼らがまた競争力を上げてくるまでは、ほとんど無視しておくしかないだろう」とクルサードは付け加えた。